Thunderbird 68の配色を変更

Thunderbirdが68にメジャーアップデートしたそうな.
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1203921.html

こういったプレスリリースの翻訳&まとめの記事はそれはそれで見やすくてありがたくはあるのだけど,重要な事が書かれていないことが多い.

上の記事には
> Windows向けに64bit版インストーラーとMSIパッケージが用意され ...
とあるのだが肝心のダウンロード先は明示されておらず,探すのに多少難儀してしまった.

通常の公式から探すと64bitのダウンロードなんてどこでできるんだ?って感じだけど,ちゃんとダウンロード先は存在する
https://archive.mozilla.org/pub/thunderbird/releases/68.0/win64/
参考: https://mozillazine.jp/

しかしメジャーアップデートで,ついにアドオンは” WebExtension “ベースのものに限定されてしまったようだ.アドオンをあまり使わない身にはそれほど影響は無いのだが,長年愛用してきた”TT DeepDark“がついに使えなくなりそう.

そこで標準に使えるMozzilaの”Dark”テーマを当面使おうと思っていたのだが,絶妙に”Dark”じゃない部分やちょっとした視認性が悪い部分が存在する.
例えば
・メール一覧のカレンダーのカレンダー部分は白背景のままだし
・メール本文も白背景のまま
・そして既読,未読の判別がつきにくい

せっかくなのでその変も”Dark”にしてやろうと思ったのだが,通常の設定項目にはそれらしき項目が無い.どうやらユーザプロファイルcssを書き込まないといけないらしい.

という事でユーザプロファイルにcssを追加.
参考にしたのはこのあたり
https://kaba-design.jp/newspost/180620.html
https://gist.github.com/gazugafan/e9e6165ec3c1a72b7f13c9816d92965c

いちいちリンクをたどるのが面倒なものぐさな人のために簡単に手順だけ

  1. Thunderbirdのツールバーの”ヘルプ → トラブルシューティング情報 → プロファイルフォルダー”からプロファイルフォルダに飛ぶ
  2. そこに”chrome”という名称のフォルダを作る
  3. その中に”userChrome.css”というファイルを作成

“userChrome.css” の中身は

@namespace url("http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul");

/* スレッドペインの未読メッセージの表示色を青色に変える */
treechildren::-moz-tree-cell-text(unread) {
  color: #2ca9e1 !important;
}

/* フォルダペインの未読メッセージの表示色を青色に変える */
/* single folder with unread messages */
#folderTree > treechildren::-moz-tree-cell-text(hasUnreadMessages-true) {
  color: #2ca9e1 !important;
}

/* closed folder containing subfolder with unread messages */
#folderTree > treechildren::-moz-tree-cell-text(closed, subfoldersHaveUnreadMessages-true) {
  color: #2ca9e1 !important;
}
   
/* open folder containing subfolder with unread messages */
#folderTree > treechildren::-moz-tree-cell-text(subfoldersHaveUnreadMessages-true) {
  color: #2ca9e1 !important;
}


/* カレンダーの色設定 */
/*
UPDATE: Bad news... it looks like my system-wide Windows 10 dark theme was doing a whole lot more to Thunderbird than I realized. The native dark theme in Thunderbird 60 actually does very little--only darkening the tab-bar and toolbars. To get the full dark theme effect, you would ALSO need to install a customized Windows 10 dark theme. I use the BIB theme here...
https://www.deviantart.com/niivu/art/BIB-676860381
... after installing the BIB Windows theme (or maybe some other dark system-wide theme), you can use the userChrome.css and userContent.css files to fixup the few remaining bright spots.

Original description...
Fixes several bright spots left in the new native dark theme in Thunderbird 60... most noticeably the splitter bars and calendar.
Also increases the font size and spacing, adds a slight zebra striping to the message list, and brightens unread items.
Not sure if this can be wrapped up into a theme or extension anymore.

Add this file to a folder named "chrome" in your user profile folder. On Windows, this will probably be something like...
C:\Users\YourName\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\abc123.default\chrome
... and if you haven't done so already, you'll probably need to create the "chrome" folder and this file.
*/


/* Increase font-size all-around */
* {
	font-size: 10pt !important;
}

/* Darken splitters */
splitter, #attachmentView {
	border-color: hsl(240, 1%, 20%) !important;
}
.main-header-area {
	border-color: hsl(240, 1%, 15%) !important;
}

/* Darken mini calendar */
minimonth, minimonth * {
	background-color: hsl(240, 1%, 20%) !important;
	border-color: rgb(36, 36, 36) !important;
}

/* Darken notifications and warnings */
notificationbox > * {
	background-color: #555 !important;
	color: #ddd !important;
}

/* Brighten the quick-filter bar, which is obnoxiously full-black */
#quick-filter-bar {
	background-color: #333 !important;
}

/* Darken the calendar */
window {
	--viewColor: #ccc !important;
	--viewBackground: #222 !important;
	--viewMonthCurrentBackground: #333 !important;
	--viewWeekendBackground: #262722 !important;
	--viewBorderColor: #222 !important;
	--viewMonthOtherBackground: #111 !important;
	--viewMonthDayOtherBackground: #111 !important;
	--viewMonthDayOtherLabelBackground: #111 !important;

	--viewTodayDayLabelBackground: #22222B !important;
	--viewTodayLabelColor: #fff !important;
	--viewHighlightBorderColor: #377ca8 !important;

	--viewTodayLabelBackground: #947553 !important;
	--viewTodayLabelSelectedBackground: #947553 !important;
	--viewTodayBorderColor: #947553 !important;
	--viewTodayLabelSelectedColor: #FFFFFF !important;
	--viewTodayBackground: #292929 !important;

	--viewMonthDayOffLabelBackground: #333 !important;

	--viewMonthDayBoxLabelColor: #B1B1B3 !important;

	--viewMonthDayBoxSelectedBackground: #5f99ce !important;
	--viewDayBoxSelectedBackground: #3973a8 !important;
	--viewDayBoxOtherSelectedBackground: #3973a8 !important;
	--viewMonthDayBoxSelectedColor: #FFFFFF !important;
}

/* Increase the height of list items */
treechildren::-moz-tree-row {
	height:1.6em !important;
}

/* Highlight list items with a blue border and don't change background color */
treechildren::-moz-tree-row(selected) {
	background-color: inherit !important;
	border-color: #5f99ce !important;
}

/* Zebra stripe the mail messages list */
#threadTree treechildren::-moz-tree-row(odd) { 
	background-color: hsl(240, 1%, 17%) !important;
}

色を自分好みにした以外は単純な上記サイトから必要な部分を抜き出した単純なコピペです.
面倒くさい人はこのままこれを “userChrome.css” に書き込めばOKなはず.
色を変えたい場合には各自ググってください.

WSLのXで詰まる

Windows10でLinuxを使おうと思ったとき,ご多分に漏れずWSLを使っているのだけど(Cygwin?ナニソレ),最近GUIアプリを使おうと思ったときにウィンドウが表示されない現象が多発.

特にエラーも吐かなくて,こうなってしまってはPCを再起動するしかない.

以前はそんなことなかったんだけどな

Google検索の”未指定”を回避する

ブラウザでググる(ここでは検索一般の事ではなく,本当に”Googleで検索すること”を指す)時に非常に邪魔になるのが,”未指定”で勝手に検索語句を除外されること.
特にレアな語句の組み合わせで検索するとよく出てくるのだけど,たいていの場合そんなページは役に立たない.
対策としては検索語をダブルクォーテーション(“)で囲ったり,”完全一致”で検索とかするのだけど,毎回毎回やるのは面倒.

という事で,ブラウザの検索バーにあらかじめ完全一致の検索条件で検索するように設定してしまえ!

ちなみに以下の設定はVivaldiでしか検証していません.多分Chromeなら同じFireFoxは知らん.

標準では
https://www.google.com/search?q=%s

となっているはず.これを
https://www.google.com/search?q=%s&tbs=li:1

とするだけ.”tbs=li:1″と言うのが”完全一致”を指定するパラメータなわけです.

DNS66 – 非root環境下での広告ブロック[Android]

大分久々の更新.

非root環境下だとwebサイト,アプリの広告が非常に鬱陶しい.
バナー広告はまあまあ許容できるとして,最近は画面いっぱいに広告を表示してくるアプリもある(それが作者の意図してるものなのかどうか分からないけど).
webサイトだとスクロールしても追従してくるバナーもあるね.リンクをタップしようとして追従バナーをタップしてしまう事がよくあります.

rooted端末だとAdawayが定番ですが,非root端末だとあまり良さげなアプリが無かったのが現状.

そんな中で見つけたのが DNS66 と言うアプリ.当然GooglePlayには無くて,GitHubからダウンロードします.
このテのアプリだとよくあるローカルVPN型で,hostsファイルはAdaway用のものを流用可能.

詳細な設定は他の方が丁寧に説明してくれているので割愛.
使用してみてるど,モバイル/Wi-Fi共に現在の所問題無く使えてます.

使用OS: Android 7.1.1

Reference

“Weblio英和辞典プラグイン”をAdobe Acrobat Pro XIでも使用する方法

WeblioにはAdobe Reader向けのポップアップ辞書プラグインがありますが,
これはAcrobat(有料版の方)には公式には対応していない模様.

ただ,

“C:\Program Files (x86)\Adobe\Reader 11.0\Reader\plug_ins\WeblioWordList.api”

“C:\Program Files (x86)\Adobe\Acrobat 11.0\Acrobat\plug_ins\WeblioWordList.api”

とコピーするだけで使えた.
初回の立ち上げ時に動作しなくておやっ?と思ったが
メニューバーの”Weblio プラグイン環境設定”から,一度設定を変更してやると動作します.

もし,Weblioの関係者の方がこのブログを見たらAcrobatにも正式に対応するようにお伝えくださいw

ReadCube イイ!(・∀・) (かもしれない)

論文管理にはずーーっと JabRef を使用していたんだけど,
論文の一覧表示 & Reference 作り以上のことができない(or やりづらい)のでそろそろ移行時期かなと.

何ができないのかというと,PDF の全文検索&ソフト上での論文検索&すでに落とした論文 PDF の情報の自動取得.
調べればできるのかもしれないが,調べなきゃいけない時点であんまりよろしくない.
論文管理するのが主な仕事なら探しもするけども,あくまでそれは研究の下準備だもんね.
できればあんまり論文管理は自動でやってほしい.

ということで,使ってみることにしたのは ReadCube.
一応上に書いたことはすべて網羅している.

欲を言えば,
PDF にすでに書き込んであるアノテーションの表示と,
ReadCube 上で書き込んだアノテーションを他のPDF リーダーで読めるようにしてほしいのと,
複数の端末上で情報を同期してほしいこと.

3番目の項目に関しては Pro 版にアップグレードすると使えるようになるらしいが,年 $45 かかるらしい.
$45 払ってずっと使えるならいいけど,毎年となるとちょっとねぇ.

一応要望は出してみたけど,確実に却下だろうな.

Win8でタスクバーのサムネイル上をマウスホバーしたときにほかのウィンドウが透明化するのをやめさせる方法

Windows8でタスクバー上にあるプログラムのアイコンをマウスオーバーすると,ライブプレビュー(というらしい)が開きますが,
そのライブプレビュー画面にマウスカーソルを持っていくと,

他のウインドウが透明化してマウスオーバーしたウィンドウだけが浮き上がります.

7の時から(Vistaだっけ?)の時からあるこの機能,
個人的にはこの機能はすっっっっっげー邪魔.

こんな無意味な機能を思いついたやつの脳ミソは腐ってるとしか言いようがない.

ということで,この邪魔以外の何物でもない機能を無効化する方法の覚書.

[コントロールパネル] – ..- [システム] – [システムの詳細設定]
“パフォーマンス”の”設定”-“視覚効果”タブ → “プレビューを有効にする”のチェックを外す

昔は”Aeroプレビュー”とか言ってた気がするんだけど.
なんで同じ機能なのに名前変えるのかも理解不能.

LyXで目次にリンク付きのPDFを作る方法

LyXの[文書]-[設定]の”PDF特性”に”Hyperrefサポートを使う”の項目があるが,なぜか機能しないので,”LaTeXプリアンブル”に以下のように追記.

\usepackage[dvipdfmx, bookmarkstype=toc, colorlinks=true, urlcolor=black, linkcolor=blue, citecolor=black, linktocpage=true, bookmarks=true]{hyperref}
\usepackage{pxjahyper}

PXjahyper パッケージは意識的に入れてないと入っていないと思うので,こちら

***参考***
TeX Wiki – 読み手に親切なPDFファイルの作り方
TeX Wiki – hyperref

というかTeX関連で困ったらTeX Wikiにほとんどの場合解決方法が書いてあるんだよね...

Windows8でMedia Center Packを追加するとライセンス認証できなくなる不具合の対処法

1/31まで無料だったので申し込んでみましたが,プロダクトキーが送られてくるのは遅いし(丸1日くらい待ったかな),しかもMedia Center Packを追加するとライセンス認証できなくなるという罠まであるとは...

で,一番早くて簡単な対処法は電話認証です.

  1. [Windowsキー]+[R]を押して”ファイル名を指定して実行”を開く.
  2. “slui.exe 4″と入力(※ダブルクォーテーションは要りません)
  3. 出てきた番号に掛けて指示に従う.

自動音声だけで済む場合もあるみたいですが,俺の場合はオペレータ対応まで行きましたw

深夜もコールセンターに人を置いてるんですね,対応してくださったオペレータの方,ありがとうございます.

おそらく少し前に話題になった海賊版対策の影響なのかなとは思うけど,正規ユーザーにまで迷惑をかけるのはけしからん.